こんにちは、技工部の村井久乃です。
4月26日診療終了後に、当医院医局にて東京医科歯科大学の風間龍之輔先生による、IDS2013報告会が行われました。今年も先生は多忙の中、2013年3月12日(火)~16日(土)にIDS2013ケルン国際デンタルショーに参加され、IDS2013で得られた最新の情報を、プレゼンテーションレポートとしてご報告してくださいました。今回は、当院スタッフに加え、丸山歯科医院、さつき歯科医院の皆様も参加されました。
2年に一度開催されるIDSでは、世界の歯科界の最先端のトレンドが分かると言われていますが、期待どうり盛り沢山の情報を得ることが出来ました。
中でも、今年もTOPIXはCAD/CAMです。今までは、限られたメーカーのみがイントラオ-ラルスキャナーを搭載していましたが、これからは、多種多様のメーカーからも参入してくるようです。当医院が利用しているシロナ社のCERECシステムでも、スキャナーがブルーカムからオムニカムに移行していくようです。オムニカムでは、パウダーレスにて連続撮影をし、瞬時に歯肉色と歯冠色の画像が再現でき、まるで口腔内をそのまま見ている様でした。加えて、顔貌と歯列のマッチングができ、咬合に関してもCTデータと融合する事により、咬合全体のバラスがバーチャルの世界で再現が可能になりました。単なるフェイスボーつきの咬合器上で再現された補綴物ではなく、顔貌、生体に調和された精度の高い補綴物がデジタル化により、驚くほど短時間に設計、加工、装着ができるようになります。しかも、すでに市販化されています。
これにより、患者さんに苦痛なくスキャナーができ、患者説明としても幅広く利用できるようになります。スマートフォンとも連携してくるでしょう。医療情報も患者さんと新たな形で共有できます。
今後、歯科界以外の分野で発展された技術が、どんどん歯科界で利用発展していく中、最新の情報を知っておく事により、今後のビジョンが考えやすいと思いました。ひとまず、2年後はIDSに参加しちゃう?、、、、、、。
今回、貴重な情報をご紹介して頂いた風間龍之輔先生に、この場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。