12月26日(水)診療終了後、第2回論文勉強会を開催しました。今回も、日本歯科大学小児歯科学教室の講師である専門医の割田先生をお招きしました。
参加者は麻生歯科クリニックとASO KIDS DENTAL PARKのスタッフ総勢21名です。
勉強会の目的は、文献の検索力・読解力を高め、患者貢献や学会発表に役立てることです。
今回のテーマは『CPP-ACPのう蝕に対する効果』です。テーマに即した文献を各医院それぞれ1つ選びまとめました。
麻生歯科クリニック
[再石灰化におけるCPP-ACPペーストの効果]
ASO KIDS DENTAL PARK
[添加物配合ガムの実験的初期う蝕エナメル質に及ぼす再石灰化促進効果]
麻生歯科では、今回あえて英語の文献を選びました。
なぜならば、テーマに即していることもありますが将来海外で学会発表するときのために良い勉強になるのではないかと考えたからです。
文献の内容は、牛の歯を使用した口腔外での実験でした。実際の口腔内を想定し、CPP-ACPペーストによって電子顕微鏡下で歯がどのように変化するか観察したものです。
この文献で分かったことは、CPP-ACPペーストが脱灰され失われた歯の表層をリペアしてくれる効果があるのではないだろうかということです。
CPP-ACPペースト単体で使用するよりもフッ素と併用することにより、さらに効果が得られるということがわかりました。
今後臨床で生かしていくために、具体的な取り入れ方などを医院内で話し合い検討していきたいと思います。
来年以降も勉強していきます。
麻生歯科クリニック 歯科衛生士 深澤真依