麻生キッズデンタルパーク 歯科衛生士 木村です。
昨日6月9日、日本口腔育成学会による『キッズ・オーラルヘルス・コンファレンス』がアカデミーヒルズ六本木フォーラムで催されました。
その中で、当院は『早期口腔管理を行う上で大切にしたこと』という演題を麻生理事による事例発表で参加させていただきました。
以下に当日の講演内容を記載します。
★『キッズ・オーラルヘルスケアプログラム』とは・・・
スマイルケア西八王子デンタルクリニック 牧野帯千先生
★『ウィステリア・キッズの本当の意味とは』線の診療から面の診療へ
大西歯科 藤木省三先生
★事例発表(1)あすなろ王国物語第2章 予防から管理へ
あすなろ小児歯科 佐野正之先生
★早期予防管理型歯科医療を実践する上での問題点と
小児歯科専門医との連携の必要性ついて
鶴見大学病院長 朝田芳信先生
★口腔育成管理における戦略
昭和大学歯科病院長 槇 宏太郎先生
★『0歳から』にフォーカスした家族へのメッセージ
医療ジャーナリスト 秋元秀俊先生
★事例発表(2)歯科で栄養士が今できること
医療法人翔優会よしどめキッズデンタルランド 管理栄養士 三宅祐衣先生
★事例発表(3)早期口腔管理を歯科医院で行う上で大切にしたこと
医療法人社団ワンアンドオンリー麻生歯科クリニック 麻生幸男
★事例発表(4)早期乳幼児予防の重要性と当院の現状
医療法人満月会おおつきっず 歯科衛生士 白柳 亜弓先生
★地域への啓発活動を通し、世の中をデザインするということ
KIDS DENTAL PARK代表取締役 神保剛康先生
このように著名な方々のお話が聞けることもあり、当日の会場は満員でした。
今回の内容は『乳幼児を対象とした歯科口腔予防管理のあり方』を基軸に、臨床における具体的な取り組みの事例から、今後必要とされるエビデンス、それを得るためのデータ管理、また、普及していく上での問題点等多岐にわたるものでした。
しかし、どの講義に於いても乳幼児期から健康を維持・増進するための取り組みは現在の日本において間違いなく必要なものであり、今後期待される分野であることが明言されていました。
乳幼児を対象とした歯科口腔予防管理に取り組む一医院として日々診療しておりますが、いまだ手探りの中で不安に思うことも多々あります。しかし、この会へ参加できたことで、自院の取り組みに対する前向きな気持ちがより強まりました。
今後もこのような会で活発な情報交換をおこなうことで、現在思考錯誤の中での医院の取り組みがより活性化し、そして子供たちのために何ができるかを真剣に取り組む医院が増えていくのではないかと感じました。
以上で報告を終わります。