歯科医師の高橋 玄です。
本年も早いもので師走を迎えました。今年も怒涛の一年でしたが患者さんのためになる歯科医学を行ってきたか振り返ってみます。
2011年5月13日から麻生歯科クリニックと麻生キッズデンタルパークの専門スタッフで2週間に1回勉強会を行い、歯科医療の知識を深めると共に日常の診療の疑問解決能力、治療の質・信頼性の向上を図っています。今年度は計16回の勉強会を行いました。
歯を残すための外科的治療から始まり、スウェーデンで学んだむし歯の予防・治療の介入時期・むし歯発症の危険性の予測、スイスで学んだセレックの最新の技術、日々の診療における症例発表等、従業員の数も多いためその分いろいろな提案や考え方を教わりました。また、勉強会を行ったことで医院の処置に対するオプションも増えました。
私自身、この勉強会を通じて痛感したことは、自分の伝えたい事を人に関心を持ってもらうように話す話し方や理解しやすいよう伝える事の難しさです。私たちは患者さんに、歯科医療従事者として歯を残すための正しい知識や適した治療術式を医学論文や医学誌より抽出し分かりやすく正確に伝える義務があります。
日々、いつまでも歯を残し自分の歯でいたいからメインテナンスに通うという患者さんが増え、またその期待に万全な態勢で応えられるよう来年度も継続して勉強会を開催し、継続して努力します。