歯科衛生士の柿本です。
昨日、東京・代々木SYDビルでスウェーデンの国民の口腔衛生状態の現状とそれを支える歯科医療チーム構成について講演会がありました。
このセミナーに本院からは歯科医師高橋・眞野、歯科衛生士貞松・榎本・柿本、ASO KIDSからは歯科医師佐藤、歯科衛生士小川・木村の8名が参加しました。
会場には300名ほどが集まりました。
歯科予防の価値をどのように伝え地域浸透させ、いかにして定着させるかは、先人の教えや歯科先進国の成功モデルがとても参考になります。
今回のテーマは「患者さんを満足させるだけにとどまらず、意欲的な歯科医院のチームの一員のように育成・進化させるための医学的方法論」というものです。
演者はDr.Sandberg、スウェーデンの開業歯科医であり現在は歯科医師会の副会長をしておられる方で、なんと身長204cm(!)と大変大柄な方でした。
患者さんは来院される前は、まず当院の患者さんになるかもしれない見込み患者さんです。そして来院されるとそこで初めて患者さんになります。ここまでは至極当たり前のことです。
私達スタッフは患者さんが来院される度にお口の中が健康に保たれるように、その方に合わせた個別の医療情報をお伝えするように心がけています。
それに患者さんが共感したり納得することで、患者さんは当院のサポーターという形になります。
さらに患者さんから信頼を得られるとプロモーターからパートナーへと変わっていきます。
患者さんがパートナーとなり、生涯にわたり共生していくことは麻生歯科クリニックの目指すところと同じです。
私達は患者さんにとって良きコミニュケーター、リスナー、教育者、リーダーであることが大切であるということを学びました。
私が特に印象に残った言葉は、"現状維持ではダメ、流れに身を任せるのは死んだ魚だけ"というSandbarg氏の言葉です。
常に先見性と向上心を持ち、今後も予防歯科・メインテナンスを地域社会に広めていきたいという気持ちを強くしました。