歯科医師の眞野です。
7月31日にシロナデンタルシステムズ㈱ 名古屋支店 主催のセミナー「galileos user’s meeting 2011 in NAGOYA」で講演をしました。
この講演会にはシロナが販売している歯科用CT galileosを使用している歯科医師が参加します。今現在、西欧において歯科領域におけるCAD/CAM CTの融合による革新的な臨床応用法に熱い視線が注がれています。
一緒に講演されたのは東京SJCD顧問の鈴木真名先生
I dental clinic 院長 井上先生 です。お二人の先生はインプラント治療について著名な論文・本を多く執筆されている先生です。
今回もインプラント治療の安全についての講演をされていました。
私は「歯牙を外科的に保存/有効利用する」という演題で、自家歯牙移植術 意図的歯牙再植術 歯根端切除術について講演しました。
当院ではインプラント治療も欠損補綴治療としてよい治療だと考えていますが、治療によって改善できなかった歯を抜歯する前に保存 温存手術(意図的歯牙再植術・歯根端切除術など)によって延命させようと努力しています。
また、智歯(親知らず)が存在した場合には、悪い歯の抜歯と同時にそれを移植する。不幸にも欠損にいたる部位にも、形状を問わず埋伏智歯を移植し有効利用することを考えています。自分の歯、組織に優るものはありません。インプラントとて、生体にとっては異物。バイオイナート(生物学的許容)な状態であるだけです。
当院の目指す長期達成目標である「患者さんの70歳経過時での欠損歯数を5歯以下にする」を達成することについて、外科的にも口腔の健康を守ることを第一に考え、少しでも歯を残し患者さんの利益に貢献できればと思います。
今回、貴重な機会を与えてくださったシロナデンタルシステムズ㈱名古屋支店の皆様に、この場を借りて感謝を致します。