麻生歯科クリニック歯科助手の海野です。
12月1日(土)横浜パシフィコにて第2種滅菌技士認定講習会があり、
キッズデンタルパークのマネージャーの徳田と2人で参加しました。
第2種滅菌技士認定制度とは一般社団法人日本医療機器学会が制定したもので
滅菌供給業務に関するリスク管理の向上と患者さんの安全性を目的としています。
会場には300名ほどの受講者がおり、主に看護士さんや医師が多く出席していました。
講習会の内容は総合病院などで取り扱う各滅菌装置や洗浄機の構造や医療法に基づく日本の滅菌ガイドラインについての講義でした。
麻生歯科クリニックでは、米国にあるCDC(国立感染症研究所)により提起された感染管理、感染対策のための根幹である、スタンダードプレコーションという考え方を基本としています。
実情では、ガイドラインを順守した感染管理には多額の経費が医院側にかかります。
安全な歯科医療のためにやむを得ないことではありますが、欧米のような厳しい保安基準は日本にはなく、各医院任せなのが実態です。法律で明記されていないのです。
当院では、歯科医院、歯科医療はワールドスタンダードで考えるという院長の意思に基づき、
国際基準と同じ十分な衛生、消毒、滅菌、感染対策を行うことは、高い水準の医療をおこなう医院側の市民への約束でもあると捉えています。
今回の講習会を受講して当院にて難しいながらも滅菌業務の基本的な考え方や必要性を正しく学ぶことができたので、現在使用中の滅菌器や洗浄機の取り扱いの再確認とスタッフに対する再度教育に役立てることができると思いました。
そして引き続き高いレベルでの感染管理を徹底し、患者さんに提供できるよう努めていきたいと感じました。