トップページ>歯周病菌PCR検査
歯周病は重大な感染症です。麻生歯科では“地域の歯周病をなくしたい”という想いから「静岡・歯周病ゼロプロジェクト」の取り組みをスタートしました。
以下の日程を強化期間とし、通常5,500円(税込)の歯周病菌PCR検査(orcoa・オルコア)を、強化期間中は3,300円(税込)で実施いたします。
P.g.菌の有無、そして、どのような予防・治療が必要なのかを詳しくご説明いたしますので、健康づくりのきっかけに、この機会をご利用いただければ幸いです。
歯周病の発症リスクは人それぞれですが、あっという間に深刻な状態なってしまうほど、重症化しやすいケースもあります。歯周病菌は多くの種類が発見されていますが、その中でも悪性度が高く、重度の歯周病に進行させる“歯周病菌「レッドコンプレックス」”は、特に注意が必要です。
レッドコンプレックスがお口の中に存在するかどうかで、深刻な歯周病かどうか、あるいは、将来深刻な歯周病になるかどうかが決まってしまう程です。
歯周病菌のうちP.g.菌・T.d.菌・T.f.菌の3種類が、病原性の高さから「レッドコンプレックス」と呼ばれています。
しかし、やっかいなレッドコンプレックスの中でも、特に注意が必要なのがP.g.菌(ジンジバリス菌)です。深刻な歯周病へと進行させるだけでなく、全身疾患とも深く関係しています。
歯周病が進行すると、炎症によって生成された毒性物質が、お口の中に留まらず、血管内に侵入して全身に回り、さまざまな全身疾患の発症・進行に影響することがわかっています。
2020年に発表された九州大学らの研究結果によれば、P.g.菌を投与したマウスと正常なマウスを比較した実験で、アルツハイマー型認知症の発症因子である「アミロイドβ」の生成・脳内への蓄積が促進されることがわかりました。
健康のため、そして、認知症を防いで健康寿命の延伸につなげるため、しっかりと歯周病対策を行っていくことが大切です。
歯周病菌のDNAを測定し、レッドコンプレックスの親玉とも呼ばれるP.g.菌の有無・数がわかります。当院が導入する口腔細菌検出装置(orcoa・オルコア)は、PCR法を用いてP.g.菌の遺伝子を高精度で検出します。外部の機関に検体を送ったりする必要がなく、わずか45分で検査結果をお伝えできます。
歯間ブラシでプラークを採取するだけです。
採取したプラークをorcoa(オルコア)にセットすると、45分で検査結果がわかります。
歯周病菌PCR検査(orcoa・オルコア)を受け、細菌レベルでお口の状態把握することによって、
次のようなメリットがあります。
歯周病は全身疾患と深く関係していることから、今後起こり得る病気の発症・悪化のリスクを予測することが可能となります。
歯周病の「進行スピード」や「悪性度(治りにくさ)」をあらかじめ見極められるので、病状のタイプに応じたオーダーメイド型の治療が可能となります。
ターゲットとなる歯周病菌に対し、効果の高いお薬やセルフケア用品を選択することが可能になります。
治療による症状改善、今後の見通しを判定する有効な手段となります。適切な通院頻度を設定でき、歯周病の再発や悪化の効果的な予防が可能です。