トップページ>7月・8月は虫歯検診月間!
今年は、コロナ禍の影響により企業等での集団検診が中止となり、 虫歯を発見する機会が失われていることから、当院では、静岡の皆様のお口の健康を守るため、6月の検診に引き続き、7月・8月も虫歯検診月間を延長し、 検診(お口の健康チェック)はもちろん、 より効果的な健康づくり、虫歯予防をサポートしてまいります。
虫歯になったら、治療して痛みをなくすことはできますが、一度歯を削ったら、元の健康な状態に戻すことはできません。小さな虫歯であっても、一度削った歯は再発のリスクが高まり、治療を繰り返しているうちに、歯を失うことにつながってしまいます。 そのため、早期治療ではなく、徹底した予防により、虫歯にならないことが大切です。
がむしゃらに歯磨きを行っていても、効果的に虫歯を防ぐことはできません。リスクに応じた科学的根拠に基づく予防が、虫歯を防ぎ、将来に健康な歯を残します。 当院では、各種検診を実施し、リスク評価を行ったうえで、オーダーメイドの予防プログラムをご提案しています。
虫歯リスク検診 | 2種類の検査により、総合的なリスク評価が可能となり、リスクに応じたオーダーメイドの予防が可能になります。 現状を把握することはもちろん、将来のリスクを割り出し、コントロールすることで、将来の健康につなげることが可能になります。 【内容】 |
マタニティ歯科検診 | 妊娠中は、ホルモンや体調の変化によってお口の環境が変化し、虫歯・歯周病のリスクが高まる時期です。ママの虫歯・歯周病はお腹の赤ちゃんにも影響することから、検診を受けて、適切な予防・治療につなげることが大切です。 【内容】 |
たった15秒で口腔細菌の活動性やお口の衛生状態がわかり、患者様のリスクに応じたオーダーメイドの予防が可能になります。 カリスクリーンの最大のメリットは、時間がかからず、その場でリスクを把握できるという点です。
①専用のキットで前歯の表面をなぞります
②サンプルをカリスクリーンにセットします
③15秒で衛生状態・お口の中の細菌の活動性がわかります
サリバテストは、虫歯のリスク(なりやすさ)を調べる検査です。虫歯菌(ミュータンス連鎖球菌・ラクトバチラス菌)の数、唾液の分泌量、唾液の働き(唾液緩衝能)を調べます。 検査結果のご説明はもちろん、リスクに応じた予防プランをご提案します。
口腔内スキャナーは、歯や歯肉、噛み合わせ等の精密な3Dスキャンデータが取得でき、お口の中を詳細に把握することが可能です。お口の中に光を当てるだけでデータが取得でき、患者様への負担が少ないというメリットもあります。撮影に放射線を使用しないので、妊娠中の方でも安心して検査を受けていただけます。
歯周病菌の中でも、悪性度が高く重度の歯周病に進行させる、P.g.菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス菌)の有無・数を調べる検査です。P.g.菌は、深刻な歯周病に進行させるだけでなく、全身疾患とも深く関係しているため、特に注意が必要です。 お口の中にどのような細菌が存在するのかを知ることにより、ご自身のリスクに応じた歯周病予防が可能になるだけでなく、進行や悪性度に応じた適切な治療が可能になります。
虫歯予防の基本は、毎日行う歯磨きです。しかし、正しく歯磨きが行えていない人はたくさんいます。「毎日歯磨きをしているのに、虫歯になってしまう」という方は、もしかしたら何らかのリスクがあるのかもしれません。 自己流の予防を行うのではなく、科学的根拠に基づく予防を行い、将来に1本でも多くの歯を残していただきたいと強く願います。
本検診が、ご自身のリスクやお口の中の状態を正しく把握し、効果的な予防をはじめる第一歩となることを願っています。