麻生歯科クリニックの感染管理は、CDC(国立感染症研究所、アメリカ合衆国)により提起されたスタンダードプレコーションに準拠しています。さらに国際水準に合致した衛生基準を加え、患者さんの安全や作業に従事するスタッフの安全を確保した感染管理を徹底しています。
院内感染予防の標準対策として、米国で作成された標準感染予防策感染源確認の有無にかかわらず、血液・汗を除く分泌物及び排泄物(唾、液鼻汁など)、傷のある皮膚、粘膜が感染性のあるものとして扱います。そして、感染症の有無に関わらず全ての患者さんに適応します。
「滅菌」とは、病原体・非病原体を問わず、すべての菌・ウイルスといった微生物を、死滅・除去することを言います。衛生管理において、消毒・殺菌・滅菌などさまざまな言葉が使用されますが、「どのくらい菌を減らしているか」という点は大きく違っています。
治療に使用する機材の滅菌には、世界に複数ある規格の中でも特に厳しいヨーロッパ規格EN13060のうち、最高クラスのクラスBに分類された高圧蒸気滅菌機を使用しています。それぞれ器具の特徴に合わせせ、滅菌の仕方も変えています。
また、効果的な滅菌処理を実現するため、国際規格ISO15883において規格化されている洗浄・消毒のプログラムを使用します。
より安全でクリーンな治療環境を維持するため、治療器具の滅菌はもちろん、器具を使用した後の回収から、滅菌後の保管にいたるまで、トータルで設計し、スタッフ一丸となって取り組んでいます。
国際規格(ISO15883)高圧洗浄機です
バスケットごと洗浄します
洗浄済みのバスケットを滅菌コンテナへ格納
洗浄済みバスケットを滅菌処理します
ヨーロッパ規格EN13060
クラスBオートクレーブ
(高圧蒸気滅菌器)です
滅菌コンテナをオートクレーブに
セット
滅菌済みのコンテナはパススルーに保管
パススルーはオペ室とつながっており、オペ室から直接器具を取り出し使用できます
麻生歯科クリニックでは、患者さんが安心して安全な医療を受けられる環境を整えるため、医療事故防止。等に関するルールを整備し、スタッフ個人及び医院全体としての対応策を推進しています。
医療事故発生時等は、医療措置を最優先し、院長・管理者への報告及び再発・未然防止に取り組みます。
麻生歯科クリニックでは、環境資源問題対策のひとつとして環境資源の使用削減にも取り組んでいます。
安全安心、そして質の高い歯科治療をご提供するとともに、感染対策にも妥協することなく取り組んでまいります。
滅菌作業において滅菌コンテナを使用することにより、従来の滅菌パック廃棄物を削減できます。紙資源の利用削減によって環境に配慮しながら、患者様やスタッフの安心安全を守ってまいります。
滅菌コンテナはクラスB高圧蒸気滅菌器に対応した、世界水準のものを使用しています。
歯型採取をデジタル化することにより、治療の精密性向上、患者様の型取りでの負担軽減、そして、歯型をスキャンしデータとして保存することで、型取りで発生するごみを可能な限り削減することが可能です。
これからも、環境に配慮しながら、治療の質向上に努めてまいります。