医療安全と環境問題対策への取り組み

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Medical Safety

医療安全と環境問題対策への取り組み

麻生歯科クリニックでは患者様とスタッフの安心・安全を守る取り組みを徹底するとともに、
環境資源問題にも取り組んでいます。

院内感染防止対策

麻生歯科クリニックの感染管理は、CDC(国立感染症研究所、アメリカ合衆国)により提起されたスタンダードプレコーションに準拠しています。さらに国際水準に合致した衛生基準を加え、患者さんの安全や作業に従事するスタッフの安全を確保した感染管理を徹底しています。

スタンダードプレコーション すべての患者様が感染症であると想定した感染予防対策

院内感染予防の標準対策として、米国で作成された標準感染予防策感染源確認の有無にかかわらず、血液・汗を除く分泌物及び排泄物(唾、液鼻汁など)、傷のある皮膚、粘膜が感染性のあるものとして扱います。そして、感染症の有無に関わらず全ての患者さんに適応します。

麻生歯科の院内感染予防の標準対策の様子
院内感染防ぎ
安心安全な診療環境を守るために
診療に当たるスタッフの予防具の装着や手洗い・手指消毒等が適正に行われるよう指導し、感染管理に関する研修においても周知徹底しています
適切なマスク等の装着・手洗い、手指消毒
患者さんに直接触れる手袋、マスク、エプロンなどはすべて、患者さんによって新しいものをつかっています
予防具のディスポーザブル
滅菌供給業務は、感染管理クリーンスタッフが用途に応じた専用の滅菌器を使って徹底して処理をしています
滅菌対策(概要)
感染管理クリーンスタッフが常駐し、院内の清掃や診療で使用する各種器材の洗浄等を専門に行っています
滅菌対策(専門スタッフの配置)
感染管理室において、器材の回収、洗浄・消毒・滅菌・乾燥、保管の各作業工程に応じた区域分けを徹底しています
滅菌対策(細かな管理)
診療で再使用する器材の洗浄等は、医療用全自動洗浄消毒器を採用し、高温熱水による洗浄・消毒・乾燥で、確実な滅菌処理を行っています
滅菌対策(医療用洗浄機)
一部器材の洗浄等には、内部を真空状態にして滅菌する高圧蒸気滅菌器により、深部に至るまで高い効率で滅菌を行っています
滅菌対策(オートクレーブ)
最高レベル
滅菌管理目指して

「滅菌」とは、病原体・非病原体を問わず、すべての菌・ウイルスといった微生物を、死滅・除去することを言います。衛生管理において、消毒・殺菌・滅菌などさまざまな言葉が使用されますが、「どのくらい菌を減らしているか」という点は大きく違っています。

菌やウイルス Before
殺菌
菌を殺すこと
(菌の種類やウイルスの数の、明確な定義は無し)
消毒
病原性のある微生物を死滅・除去して害がないようにすること
消毒後
滅菌
全ての微生物・ウイルスを死滅・除去すること
滅菌後
生歯科の洗浄・滅菌へのこだわり

治療に使用する機材の滅菌には、世界に複数ある規格の中でも特に厳しいヨーロッパ規格EN13060のうち、最高クラスのクラスBに分類された高圧蒸気滅菌機を使用しています。それぞれ器具の特徴に合わせせ、滅菌の仕方も変えています。
また、効果的な滅菌処理を実現するため、国際規格ISO15883において規格化されている洗浄・消毒のプログラムを使用します。

クラスB
高圧蒸気滅菌器(クラスB オートクレーブリサ)
高圧蒸気滅菌器
高圧蒸気滅菌器(クラスB DAC Professional)
高圧蒸気滅菌器
高圧洗浄機(国際規格ISO15883 
ミーレジェットウォッシャー)
高圧洗浄機
滅菌コンテナ(国際規格DIN EN ISO11607-1
エースクラップ滅菌コンテナー)
滅菌コンテナ
菌コンテナによる滅菌システム

より安全でクリーンな治療環境を維持するため、治療器具の滅菌はもちろん、器具を使用した後の回収から、滅菌後の保管にいたるまで、トータルで設計し、スタッフ一丸となって取り組んでいます。

洗浄・滅菌の流れ
洗浄

国際規格(ISO15883)高圧洗浄機です

洗浄

バスケットごと洗浄します

洗浄完了

洗浄済みのバスケットを滅菌コンテナへ格納

滅菌

洗浄済みバスケットを滅菌処理します

滅菌

ヨーロッパ規格EN13060
クラスBオートクレーブ
(高圧蒸気滅菌器)です

滅菌

滅菌コンテナをオートクレーブに
セット

保管

滅菌済みのコンテナはパススルーに保管

保管

パススルーはオペ室とつながっており、オペ室から直接器具を取り出し使用できます

医療安全管理体制

麻生歯科クリニックでは、患者さんが安心して安全な医療を受けられる環境を整えるため、医療事故防止。等に関するルールを整備し、スタッフ個人及び医院全体としての対応策を推進しています。
医療事故発生時等は、医療措置を最優先し、院長・管理者への報告及び再発・未然防止に取り組みます。

医療安全管理指針
  • 医療事故や危うく事故になりかけた事例等を収集・要因の分析・予防策の検討をし、自分たちに置き換えて考え、実行能力を高める
  • 当院院長を責任者とし、患者さんからの申し出やスタッフからの報告を一元的に管理する
  • 万が一、当院で医療事故が発生した場合、早急な医療措置・謝罪・究明・改善を行う
  • 医療事故に限らす患者さんから申し出があった際、十分にその内容について伺い、正確な事実関係の把握に努めるとともに、解決に向けた進捗管理や必要な対応を迅速に行う
  • 報告は、院内の正確な現状把握や態勢の整備や今後の改善措置のために必ず行う
  • 内容については全体または関連スタッフが共有し、再発・未然防止にむけて周知徹底をする

環境資源問題対策

麻生歯科クリニックでは、環境資源問題対策のひとつとして環境資源の使用削減にも取り組んでいます。
安全安心、そして質の高い歯科治療をご提供するとともに、感染対策にも妥協することなく取り組んでまいります。

菌コンテナの使用により滅菌パック廃棄物を削減
滅菌コンテナ

滅菌作業において滅菌コンテナを使用することにより、従来の滅菌パック廃棄物を削減できます。紙資源の利用削減によって環境に配慮しながら、患者様やスタッフの安心安全を守ってまいります。
滅菌コンテナはクラスB高圧蒸気滅菌器に対応した、世界水準のものを使用しています。

滅菌コンテナ
型採取のデジタル化により型取り材などの廃棄物を削減
iTero

歯型採取をデジタル化することにより、治療の精密性向上、患者様の型取りでの負担軽減、そして、歯型をスキャンしデータとして保存することで、型取りで発生するごみを可能な限り削減することが可能です。
これからも、環境に配慮しながら、治療の質向上に努めてまいります。

iTero