静岡市葵区の歯医者・歯科なら静鉄・春日町駅にある麻生歯科クリニック

こんにちは　歯科衛生士の貞松です。

前回お知らせした合同勉強会が当院主催のもと、ツインメッセで開催されました。

この勉強会は歯科衛生士部会と称し、課題は対等な立場で自由に意見交換ができる場として静岡を代表する臨床衛生士の会に発展させるべく、お互いに切磋琢磨していこう！と当時、2医院で発足しました。

衛生士中心のとても自由な会ですが、医院単位の参加には一定のルールがあります。

１）患者利益を考えた歯科医療の実践を押し進めている事
２）スタッフ全員参加すること

以上を条件とし、規模や職種は違えど歯科医療に従事する人間として同じ想いを勉強会を通して、共有してきたと思います。発足後６年経過した今を思うと、とても感慨深いものがあります。

 
いずれの参加医院も患者さんが要求するであろう、口腔の健康を守るための最先端の知識と設備を備えた医院に成長すべく日々努力しています。

院長の麻生は、静岡に歯科衛生士を常時１００人以上集結させ、定期カンファレンスを開催し『患者のための本当の歯科医療』の発展を願っています。院長と丸山先生なら、その程度の実現はすぐ可能だと思います。

 今回は丸山先生のご紹介で焼津市で開業のもも歯科医院が初参加し5医院での会員発表が行われました。医院紹介を兼ねプレゼンテーションされましたが、実直な患者思いの診療がなされている様子が伝わり非常に嬉しく思いました。障害者歯科医療に関心が強く、積極的な受け入れをおこなっているそうです。

　
当院も開業当初より１１年間、継続して行っています。定期来院されメインテナンスを行い、健康なお口を有する障害者の方々の来院人数で日本有数の歯科医院にしたいとの院長の目標もあります。

最も、そのような検討事項はなく医療機関ごとに比較する医療データすら持ちあわせてないのが日本の歯科医療の現状ですが。

 
麻生歯科からは今回スウェーデンマルメ大学で学んできたスタッフの佐久間、小川、深澤より歯科医療の本質の考察や衛生士教育課程の根幹をなすPBL（問題解決型学習）について発表を行いました。

麻生歯科ではこの“歯科医療の本質”の追求をテーマに北欧の臨床に励んでいます。

 
日本で歯科の受診の仕方を考えた時に、う蝕が発症し手遅れになって歯科医院に行き治療するという考え方をしてしまう方がまだまだ多いと思いますが、私達は全ての患者さんごとにリスク評価（リスクアセスメント）を行います。何故う蝕や歯周病になってしまったか疾患の原因を伝え、積極的に情報提供します。
そして、どのようにしたら発症を防止できるか一緒になって考え、正しく導いた上で機能障害を最小限にし患者さんの将来を見据えた保存的、長期的な回復を行います。

その後も患者さんの健康をサポートしていく事をいつも念頭においています。まだまだスウェーデンの医療レベルに近づくには遠いですが私達も同様に、地方都市の静岡から、本当に価値のある歯科医療を発信し続けたいと考えています。

 
今後とも医院合同勉強会や、研修などの生涯学習を通じ患者に情報提供し真の患者利益のために日々の診療に努めたいと思います。

 
いつか北欧のカールスタッドや山形県酒田市のようなモデル地区になるまで進み続けます。

 
麻生歯科クリニック　　専任衛生士　　貞松　佳代乃