予防の基本はプラークコントロールです。
また、「よくない歯の治療」「喫煙習慣」「ストレス」「糖尿病」「薬物の服用」などのリスクを左右する因子が重なると、歯周病は急速に悪化していきます。
お口の中では、細菌たちが森の中の植物のように、複雑で安定した生態系を作っているので、ちょっとキスをしたぐらいでは感染することはありません。数年間という長い接触、あるいは永久歯が生え始める時期や抗生物質治療でお口の中の生態系が壊れたときに感染すると考えられています。
そのため、歯周病は家族単位でのプラークコントロールが予防の基本になります。
そう、歯周病の治療と予防の基本はプラークコントロールなのです。歯磨きも一つの方法ですが、それだけでは充分ではありません。歯と歯茎の境目などの、ブラシでコントロールできないところにバイオフィルムが形成されやすいので、歯科衛生士による専門的な処置(プロフェッショナル・バイオフィルムコントロール)が必要です。
様々な手段のプラークコントロールによって、歯周病を進行させる有害な細菌の増殖を体が許容できる程度にコントロールすることがこの病気の予防であり、治療なのです。
歯周病もむし歯と同様に、そのかかり易さは人によって違います。遺伝的素因や喫煙などの環境因子も深く影響しています。歯周病の効果的な予防のためには、「早期発見・早期コントロール」を心がけ、その人のリスクを把握した対策をとる必要があるのです。